KINO ARCHITECTS / キノアーキテクト

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JFEケミカル・ケミカル研究所

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クライアントは、製鉄会社のJFEスチールのグループ会社、JFEケミカル。製鉄所で発生するコールタールやガスなどを原料とし、世界屈指の材料を開発・販売している同社の新しい研究所です。この研究所に求められたのは、「研究効率」、「高セキュリティ」、「快適性」、「シンボル性」の4つ。これらの要望に対して、「渦を巻く」という単純な形態操作によって応えました。
具体的には、まず主要な部屋を、リフレッシュエリアを兼ねた幅の広い片廊下に沿って直線上に並べ、端部それぞれに来客用と研究所員用出入口を設定しました。片廊下にすることで実験室への出入口が自由に設定でき、実験室内の間仕切りのフレキシビリティに確保できます。次に最も機密性の高い執務室と会議室を直線上から一旦外し、他の部屋が「渦」を巻きながら、それらを取り囲むような構成としました。
市場に合わせて実験内容を変更できるフレキシブルな実験室、高いセキュリティ性能が確保されながらも開放的な執務室、建物の隅々まで行き渡る変化に富んだリフレッシュエリアをつくり出しました。このシンプルな構成が国内外へアピールできるシンボリックな姿へとつながっています。

所在地
千葉県千葉市
用途
研究所
構造
鉄骨造
敷地面積
5,936,459.30㎡
建築面積
1,389.71㎡
延床面積
3,641.31㎡
竣工
2009.08
施工
清水建設
写真
平井広行 阿野太一