京都府北部にある伊根町。波が穏やかな伊根湾とともに独特の生活文化を育み、今も生活の一部として使われている「伊根の舟屋」で有名です。伊根町の伝統的建物保存地区にある建物を活用し、町の文化振興と多世代交流を目的とした図書館をつくる設計プロポーザルが実施され、京都工芸繊維大学木下昌大研究室とキノアーキテクツのチームが1位に選ばれました。建物の外観を建築当時へ復元しながら、伊根町の町並みと調和した「本の蔵」を配置することを提案しています。子どもから高齢者まで様々な人が気軽に立ち寄れる家のような場所をめざしています。