KINO ARCHITECTS / キノアーキテクト

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御嶽山ビジターセンター

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長野県御嶽山地域に整備する2つのビジターセンターの設計プロポーザル。火山を理解し、次世代につなげることをコンセプトに、登山者が山を間近に望める御岳県立公園内の「山エリア」、通年で観光客が立ち寄りやすい山麓の「里エリア」に、それぞれビジターセンターを設けます。
山のビジターセンターが建つのは、御嶽山の目の前です。圧倒的な象徴性で存在するオブジェクトを前に、建築に求められるのは、象徴性ではなく山と人をつなぐ媒体としての役割だと感じました。今あるアクティビティの豊かさを、建築によって台無ししないような建築の立ち方をしながら、なお且つそこに新たな経験をつくり出したいと考えました。そこで、既存駐車場レベルからの眺望を崩さぬよう、敷地のレベル差を活かして建物高さを抑えた計画としました。
里のビジターセンターの敷地には「道の駅」等の既存施設がありますが、新しい建物だけが浮いてしまったり、既存の建物がみすぼらしく見えたりするようなことになってはいけないと感じました。5年10年と年月を重ねた先に、里山の風景に馴染み、里山の風景が持続されているようにしたいと考え、既存施設と同じ越屋根を繰り返すことにしました。新旧の建物が屋根という群風景をつくり出したことで、増改築があるときにも屋根は継承されていくでしょう。
今そこにある美しい自然環境、里山の風景を大事にする建築を、2つのビジターセンターで提案しました。

所在地
長野県
用途
ビジターセンター
延床面積
山497㎡ 里488㎡
提案日
2020